粘土瓦の住宅を長持ちさせるためには現状の屋根を長持ちさせる方法(改修工事)と葺き替え、葺き直しの方法があります。
粘土瓦の屋根は施工精度(仕様、施工上の諸事情)により耐久性が異なります。
残念ながら一部の屋根においては 建築基準法施行令第39条 告示109号(以下、施行令)の仕様を満たしていない事例も見うけられ、地震や強風の被害が発生し「瓦は地震や強風に弱い」と誤った認識により風評被害が広まりました。
令和4年、この施行令が改正され「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」が標準化され、地震、強風に強い瓦屋根が確立されました。
そこで、現在の屋根をこの施行令の基準で再施工する事で、長期に維持できる屋根にすることが可能となり
葺き替え工事
葺き替え工事が必要な事例
- 1.瓦自体の老朽化
- 製造時期により粘度の配合に問題が生じていたり、焼成に問題が生じていたりした場合、瓦自体の強度不足や凍害による爆裂が発生する事があります。
この場合、葺き替えが必要となる可能性は極めて高くなります。
- 2.意匠を変更したい場合
- 住宅の意匠(美観)を変更したい場合には推奨される工事と言えます。
稀に和形の屋根を洋型に変更したいとのご相談がありますが多くの場合「軽量化」を望まれている方が少なくありませんが、残念ながら和形を洋型に変更しても軽量化にはつながりません。
参考値(平部)
和形 2.5s〜3s/枚 ≒ 40s〜48s/u
F型 3.5s〜4s/枚 ≒ 38s〜48.5s/u
和形からF型に葺き替えても軽量化にはならない事がお判り頂けると思います。
瓦の強度が充分ある場合、葺き直し工事をお勧めいたします。
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