杉本瓦店は屋根工事や板金工事、雨樋工事などを専門とする会社です。屋根、板金、外部のリフォームはお任せ下さい。
TEL. 049-231-7353
〒350-0811 埼玉県川越市小堤549-18
シングル材屋根のご案内SINGLE
シングル材のメンテナンス
シングル材は施工後10年の点検をお勧めします。
メンテンナンスフリーと主張する業者もいますが、木造住宅では構造用合板に直接釘打ち施工を行っているため緩勾配屋根（勾配の緩い屋根）においての結露の発生や釘からの雨水浸入の報告もあり、耐久性に差があります。
シングル材は各所の接着状態の確認と接着不足部の接着補修が主なメンテナンスになります。
従来、シングル屋根はシングルのみでは屋根材の機能を有していない（屋根化粧材）と言われてきました。
主な理由は緩勾配屋根には不向きで、急勾配屋根やパラペット(はちまき状の屋根)などに利用していたことに起因するものと推測出来ます。
シングル材は下地の防水処理が必要な屋根材で、防水処理を合わせて耐久性を思量することが必要と言えます。
また、シングル材は塗装が不向きな屋根材と言えます。
塗装を行うことで塗膜の物質性変化により表皮が収縮してシングル材がめくれ上がる被害が増加しています。
加えてシングル材の表皮は砂が圧着してあり雨水の親水性及び親和性があります。
塗装を行う事で表皮のみの撥水性が生じてしまうことで重なり部に浸入している雨水が排出出来なくなってしまい、毛細管現象を促進してしまう事になり野路板の劣化や雨漏りの原意となる可能性は否定出来ません。
弊社では「シングル材は塗装を行わない」ことを推奨します。
塗装事例 |
左記の写真は表皮に塗装を行ったことで基材が反り上がってしまった例である。 原因は塗膜(有機材）の熱収縮による事例と言え、屋根材知識のない業者が不適切な工事を行ったことで生じた業者の瑕疵責任と言える。 この様な状態になってしまった場合は葺き替えが必要で、付け焼き刃のような対処は推奨されない。 |
老朽化事例 |
シングル材の表皮が写真の様な状態は経年劣化による事例と言える。 この製品は従来のアスファルトシングルである事から表皮が風化して欠損する事はないが、経年劣化に伴う屋根材のクラックは防水層まで達しており、現状は防水層（下葺き材※）のみで雨水を防いでいるため早急な葺き替えが必要な状態と言える。 ※従来、シングル材の下葺きはガムロンベースなどの釘穴を塞ぐことが出来る下葺き材を使用してきたが、現在、新たな工法（ルーフィング使用）の安価なシングル葺きが増加しており、耐久性が懸念される。 |
経年劣化 |
この事例は不燃シングルなどの化学繊維系のシングルで、表皮の砂とアスファルトが風化してしまった事例と言える。 この様な状態になってしまった場合表皮の塗装は困難と言え、葺き替え以外の選択肢はないと言える。 ※カバー工法による改修工事は可能 |
経年劣化その後 |
この事例は上記（経年劣化）に塗装を行ってしまった事により雨漏りが発生した事例である。 塗料は防水材ではないため表皮のみに塗装を施しても耐久性の向上には繋がらない事を示している。 |
シングル材の不適切な取り扱いは耐久性の低下は元より、雨漏りに至る可能性が高いため、注意が必要と言える。
メンテナンスのお申し込み先 049-231-7353
E-mail kawarayane.sugimoto ＠ nifty.com
申込時のご記入内容
お名前
ご住所
連絡先
不具合の 有 無
など
バナースペース
杉本瓦店
〒350-0811
埼玉県川越市小堤549-18
TEL 049-231-7353
FAX 049-232-3178
