A.元々コロニアルの表面はザラザラしています。
と言っても、経年劣化で表面が風化する事は避けては通れません。
コロニアルの表面は珪砂で形成され、浸透性の塗料を使用しているので品質は安定しており、瓦自体の表面経年劣化で雨漏りをする事はありません。
屋根の性能を維持できるだけの強度があり、退色が気にならなければ塗装は必要ないでしょう。
苔については量にもよりますが、苔がつきすぎている場合は雨水の流れを阻害してしまう可能性がありますので高圧洗浄を行う事をお勧めいたします。
しかし、コロニアルにも生産時期により塗装の耐久性が低い製品があります。その場合退色も大きいので撥水性を維持するために塗装をお勧めいたします。
ご注意 一般的にコロニアル屋根と言われていますが、コロニアルというのはクボタの製品名で、他のメーカーは上記の対応が必ずしも適切とは言えません。 松下電工製の化粧スレート(フルベストなど)は製造方法が異なり、工場の屋根・壁などで使用している波形スレートと同じような製品です。 この場合、屋根材の表面が風化して塗膜が剥がれているようでしたら葺き替えをお勧めいたします。 湿式製法の化粧スレートは、高圧洗浄を行うとアスベストが飛散してしまうことがあり、お住まいの方は勿論、周囲の方々や洗浄を行った作業者が暴露してしまう可能性があります。 過去に、湿式スレートを高圧洗浄して、アスベストを暴露させてしまった事例もありますので、塗装の前に塗装が可能かどうか、屋根の診断をお勧めいたします。 |
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