お仕事の内容・お客様の信頼を頂くために
一般的に瓦工事というのは
安全第一で行う上で関連して習得しなければならない事があります。
当社では修理修繕を主に行っており、経験を必要とします。
修理修繕は新築工事のようなマニュアルはありませんので仕事の習得には多少時間がかかります。
屋根の工事を行う上で瓦の施工技術だけでなく、木工事、左官工事、板金工事、足場工事などの知識が必要となります。
また、安全教育も重要課題です。
当社で行わせていただいている主な業務(工事)です。
- 瓦工事
- 和型(J型)・本瓦葺きなど、伝統的な技術の継承
本瓦・和瓦を葺くための技術を習得するためには10年以上の経験が必要な場合もあります。
並べるだけなら素人でも出来ますが、瓦というのは機械工業製品ではありませんので、2枚と同じ瓦はありません。焼き物特有の歪みが在ります。
これを瓦のねじれと言います。
和型の場合は”この”瓦のねじれを組み合わせたり加工したりして屋根を形成していきます。
洋瓦(F型、Y型など)
洋瓦は和形と比較すると比較的早期に覚える事が出来ると言われています。
和型が施工できる職人が減少傾向にありますので、ハウスメーカーやビルダーで洋瓦を使用することが多くなってきました。
※瓦には”和型・洋型”だけではなく、産地による材質の違いや焼成方法などにより瓦の癖があります。 - 板金工事
- 現在の屋根工事には必ず必要となってくるのが板金加工です。
現在では谷部や壁廻りの葺き仕舞いに板金を使用して納めることが標準となりました。
軒の出が少なくなったために壁廻りの雨仕舞いは特に重要となってきました。
当社では創業当時から板金加工を自社で行い瓦工事と共に納め方を研究しながら工事を行ってきました。
修理・修繕では全て現場あわせが必要となる事が多いので、加工が必要となります。。 - 左官工事
- 瓦工事には粘土や南蛮漆喰、化粧用漆喰などを使用します。
当然ですが、それらの仕上げには左官工事の技術少なからず必要となります。
従来では漆喰工事は左官屋さんのお仕事でしたが、左官職人の減少と共に屋根工事業者が兼任する事が多くなり、現在では屋根の漆喰は瓦職人のお仕事が少なくありません。
漆喰工事は下地の状態などにより漆喰の配合や工事の方法が異なり、塗ってあれば良いわけではありません。
左官工事の技術は、屋根の仕上がりを左右する重要な工事です。 - 木工事
- 屋根工事は瑕疵責任が報じます。
そのため、野地板(屋根下地)から上は屋根屋の責任となりました。
瓦を葺くためには下葺き材(防水)、瓦桟工事が必要となり、瓦の大きさに合わせた寸法出し(地割りと言います)が必要で、一部大工の知識も必要です。
特に修理・修繕では、傷んだ木部の修繕も必要となる事があり、大工工事の知識は必須となります。
- 足場
- 屋根工事には足場が必要となります。
新築工事では、くさび形足場が多く利用されていますが、修理・修繕やリフォームではくさび形足場が利用できない場合もあります。
その場合、当社で足場の設置を行わせていただきますので、足場組み立ての知識・資格が必要となります。
- 設計・図面作成
- 屋根を施工するためには図面の作成は必須となります。
図面が書けると言うことは、屋根の納まりや工事の方法が頭の中に描けると言うことで、スタッフ同士が工事内容を共有するために重要となります。
屋根工事は行き当たりばったりの仕事では綺麗に納めることは難しいでしょう。